こんにちは、つるりです。
「最近疲れやすくなった」「体の衰えを感じる」そんな悩みを抱えていませんか?その原因の一つに、体内に蓄積する“老化細胞”が関係しているかもしれません。老化細胞は年齢とともに増え、健康な細胞の働きを妨げることで、老化を加速させると考えられています。
しかし、最新の研究によって、この老化細胞を減少させる可能性のある成分が発見されました。それが、日本を含むアジアに自生するハーブ「キンミズヒキ」に含まれる抗酸化物質「アグリモール類」です。
ファンケルの研究によると、キンミズヒキを摂取することで老化細胞の減少が確認され、健康寿命を延ばす可能性があることが示唆されています。
この記事では、老化細胞の影響、キンミズヒキの持つ健康効果、そしてどのように日常生活に取り入れればよいのかについて詳しく解説します。老化の進行を遅らせられたら嬉しいですね!
では、いってみよー!
老化細胞とは?
私たちの体は細胞の集合体であり、日々新しい細胞が生まれ、古い細胞が死んでいきます。しかし、一部の細胞は死なずに「老化細胞」として体内に残ります。これらの老化細胞は、増殖を停止しつつも炎症性の物質を分泌し、周囲の健康な細胞に悪影響を及ぼすことが知られています。
老化細胞が蓄積すると、慢性炎症の原因となり、老化を加速させたり、動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー病などの加齢関連疾患のリスクを高める可能性があります。そのため、近年では老化細胞を取り除く「セノリティクス(老化細胞を選択的に除去する働きを持つ化合物群)」が注目されています。セノリティクスであるケルセチンは玉ねぎやブロッコリーなどに含まれており、一方、フィセチンはイチゴなどに含まれていますが、長期的な効果はまだ十分なデータが得られていないとのこと。
キンミズヒキとは?
キンミズヒキ(金水引、学名:Agrimonia pilosa)は、バラ科の多年草で、日本を含むアジア各地に自生しています。黄色い小さな花が穂状に咲くことが特徴で、古くから薬草として利用されてきました。
- 日本の民間で止瀉(下痢止め)薬としてよく知られる.胃腸虚弱者の整腸薬にもなる.冷ました煎液は口内炎,歯肉痛,咽喉炎にうがい薬として用いる.湿疹やかぶれには布に浸して冷湿布とする.風呂に入れると疲労回復に効果があるとされる地方もある.
若い部分はおひたし,あえ物,汁の実,天ぷらなどに用いられる.
(文章及び画像引用元:熊本大学薬学部薬用植物園植物データ)
ファンケルによる発見
ファンケルは、老化細胞を除去する成分を世界で初めて特定したと発表しました。同社は人体への負担が軽い老化細胞の測定方法を確立し、バラ科の植物であるキンミズヒキに含まれる抗酸化物質「アグリモール類」を摂取することで、体内の老化細胞が減少することを発見しました。
ファンケルは40歳~60歳未満の日本人男女110人を対象に臨床実験を実施し、キンミズヒキ由来のアグリモール類を含んだサプリメントを飲用した男性グループで老化細胞の減少が確認されました。
また、これまで人体の老化細胞の量を測定することは困難でしたが、ファンケルは、ウイルス感染細胞などを攻撃する「キラー細胞」に含まれている老化細胞を比較することで、わずかな採血によって加齢の進行具合を判定できる新しい測定方法を確立しました。この研究成果は、スイスの栄養学に関する医学雑誌「ニュートリエンツ」に掲載される予定です。
どのように取り入れる?
キンミズヒキは、日本、台湾、中国などのアジアに広く分布しており、古くからお茶や食材として利用されてきました。ファンケルでは機能性表示食品などの製品開発につなげるそうです、楽しみですね!
・ハーブティー:乾燥したキンミズヒキの葉や茎を煮出してお茶として飲む。
・料理:おひたしや和え物、天ぷらなどとして食用にすることも可能。
まとめ
老化細胞は加齢とともに蓄積し、さまざまな健康問題を引き起こしますが、ファンケルの研究によって、キンミズヒキの成分「アグリモール類」が老化細胞の炎症を抑え、老化細胞自体を減少させる可能性があることが明らかになりました。
漢方薬やハーブの効能はまだ科学的には解明されていないことが多いのですが、これから、ますますの研究結果に期待ですね!
では、また!
関連サイト:ファンケル ニュースリリース 2025年3月6日
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