【猫好き必見!】谷中にある朝倉彫塑館(あさくらちょうそかん)とは

アート

こんにちは、つるりです。

朝倉彫塑館(あさくらちょうそかん)ってご存知ですか?

武蔵野美術大学出身のアート美女に初めて連れて行ってもらって以来、リピート訪問している猫好きさん必見の素敵な美術館なんです。日暮里駅から徒歩5分なので、谷根千散歩の谷中スタートにもぴったり!

この記事では朝倉彫塑館の魅力について解説します。

では、いってみよー!

朝倉彫塑館とは?その歴史と猫の関係

朝倉彫塑館は、彫刻家・朝倉文夫さんの住居兼アトリエを一般公開した施設です。朝倉文夫さんは日本近代彫刻の父と称される人物で(早稲田大学の大隈重信像を作った人)生涯を通じて彫刻の制作と芸術教育に尽力しました。この館は、1907年に朝倉文夫さんが谷中にアトリエを構えて以来、増改築を繰り返したもので、朝倉彫塑館は1935年に建てられた建物(2009年から2013年にかけて保存修復工事を行い、耐震補強を施し、当時の姿に近づけているとのこと)で、文化財的な価値を高めています。

  • 2001(平成13)年には建物が国の有形文化財に登録
  • 2008(平成20)年には敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定

さて、次は朝倉彫塑館の魅力的な見どころについて詳しくみていきましょう。

朝倉彫塑館の見どころ1:猫の彫刻作品

朝倉彫塑館の最大の魅力といえば、猫をモチーフにした彫刻作品の数々です。館内には、猫の動きや表情をリアルに再現した作品が点在しており、それぞれが異なる猫の魅力を伝えています。

朝倉文夫さんは大の猫好きとしても有名で、一時期は19匹も飼っていたそう!館内には猫をテーマにした彫刻作品が多数展示されています。これらの作品は、朝倉文夫さんが実際に飼っていた猫たちをモデルにして制作されたといわれていて、作品を通じて、朝倉文夫さんの猫への深い愛情や観察眼を感じることができます。猫の骨格標本まであるのは流石です!

猫好きさんなら「あるあるある〜!」と思うような猫のリアルな彫刻の数々は、硬いブロンズの作品なのに、猫の柔らかな体つきや愛らしい表情をリアルに再現していて、その細やかな造形美は猫好きの心を掴むこと間違いありません。

「吊るされた猫」という腕と猫の作品は、「解せぬ」という顔とノビーーとなった体が本当に可愛くて、私が朝倉彫塑館のファンになったきっかけの作品です。

朝倉彫塑館の見どころ2:歴史的建築と庭園

朝倉彫塑館は、作品だけでなく、その建物自体にも大きな魅力があります。この館は、日本の伝統的な木造建築と近代建築の要素を融合させた造りとなっており、建築好きにも一見の価値がある場所です。

特に注目すべきは、館内の各部屋や廊下から眺められる日本庭園と、近代建築部分の屋上にある屋上庭園です。

日本庭園には池があり、五つの石が配置されていて、「五典の池」呼ばれています。

仁も過ぎれば弱じゃくとなる
義も過ぎれば頑かたくなとなる
礼も過ぎれば諂へつらいとなる
智も過ぎれば詐いつわりとなる
信も過ぎれば損そんとなる

朝倉文夫さんは、この庭園を自己反省の場としていたそうです。

また、近代建築部分の屋上庭園は、都会の中にありながら静寂を感じられる空間で、四季折々の花が咲く植物が植えられていて、私はここに来ると「ラピュタ」を思い出すんです。本当に大好きすぎる場所です。

天井の高い書斎も素敵だし、和室も素敵だし、ここに来ると時間があっという間で、何時間でもいられてしまう空間です。

朝倉彫塑館を訪れる際のポイント

朝倉彫塑館をより楽しむためには、いくつかのポイントがあります。

まず、歴史的な古い建物です。バリアフリーではないということや、靴下の着用など建物を保護するためのルールがありますので、事前に必ず公式ホームページの注意事項をご確認ください。

館内の見学では、ゆっくりと作品や建物を楽しむために、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。館内の説明書きや案内を参考にしながら、朝倉文夫氏の世界観に浸ることで、より深い感動を味わえるはずです。作品を間近で見ることができる展示が多いため、細部までじっくり観察することを心がけると良いでしょう。

さらに、公式ホームページやSNSで事前にイベント情報や開館時間を確認しておくことも重要です。特別展やイベントが行われることもあり、それに合わせて訪れることで、より充実した体験ができます。

それでは最後に、今回の記事をまとめます。

まとめ

この記事では、朝倉彫塑館の魅力についてお伝えしました。朝倉彫塑館は、猫好きの彫刻家・朝倉文夫さんの作品の数々や、歴史的建築、庭園を楽しめる貴重なスポットです。特に、猫をテーマにした彫刻作品や、建物全体の素晴らしさは見なきゃ損です。

訪れる際には、作品や建物をじっくりと楽しみ、朝倉文夫さんの猫愛や美的感覚に触れることで、充実した時間を過ごしていただければと思います。

猫好きの方や芸術・建築物に興味がある方には本当におすすめですので、ぜひ一度、足を運んでみてください!

では、また次回!

関連リンク:朝倉彫塑館(あさくらちょうそかん)
関連記事:谷中散歩で楽しむクラフトビール!すり鉢地形とへび道の魅力とは?

コメント

タイトルとURLをコピーしました