こんにちは、つるりです。
大人になってから、絵を描いたことありますか?
子供のころは落書きが楽しかったのに、いつの間にか絵を描くことから遠ざかってしまった――そんな方も多いのではないでしょうか。
私は30年くらい前に仕事の帰りにデジタルハリウッドというCGの専門学校に通ってCGで絵を描くことを学んだり、デッサンの教室に通ったりしたことがありました。
無心になれるあの感じをもう一度試してみたいな〜と思っていたところ、X(旧ツイッター)で「共同住宅の襖に国宝の絵を模写した」という投稿を見て、「えーーーすごい!」と関心をもち、調べたら永山裕子さんという東京芸術大学卒の画家の方でした。
さすが芸大卒!!そして、その素敵な作品の数々に魅了され、Youtubeでいろいろ調べていたら「水彩画って、こんな自由な描き方ができるんだ〜!」と俄然興味が湧いてきて、早速Amazonでいろいろ揃えて絵を描いてみました!
思い立ったら即行動!では、いってみよー!
水彩画を大人の趣味としておすすめする5つの理由
1. 心を落ち着ける「癒しの時間」になる
筆を動かし、水と絵の具が紙の上で混ざり合う瞬間にとても癒される〜。
時間を忘れて集中できるので、日常の喧騒から離れることができます。
水彩画の「描き方」って、私は美術の時間も特に習ったことはなかったので、水をいっぱい使ってにじませながら描くという手法を初めて知りました。楽しい!
2. 初期投資が少なく始めやすい
水彩画に必要なのは、絵の具・筆・紙・水くらい。子供さんが学校で使った絵の具とか道具が手元にあれば使えますし、Amazonでお安いセットも売っています。
やってみて、さらに続けるようなら、少しずつ良い絵の具や筆などを揃えていったら良いと思います。
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3. 意外に手早く出来上がるので、完成が目に見えて楽しい
細かく描き込まなくても良いし、広い面も簡単に塗りつぶせるので、そんなに時間をかけなくても作品が完成します。もちろん、上達してどんどんこだわりが出てきたら時間をかけてじっくりと作品と向き合いたくなると思いますが、最初は、偶然の色合わせやにじみなどを楽しみながら、Youtubeで動画を見たりしながら始めるだけでも十分だと思います。
今回の赤ちゃんの絵は、YouTubeを見ながら30分もかからずに描けてしまいました。どちらかというと下絵が難しかったのですが、そこは描きたいものを写したり、一から描かずとも工夫次第でなんとでもなりそう!
塗り方は、この柴崎先生の動画を参考にしました。顔色は小学校の時とかは肌色を作ってから塗ったりしていましたが、ベースに黄色を塗るとは、目からウロコ!
4. 年齢や経験を問わない
水彩画にはルールも年齢制限もありません。
「自由に、好きなように」描けるから、誰でも楽しめます。
専門的なスキルがなくても楽しめて、気軽に自分の「好き」や「感性」を形にできる。
しかも、紙と絵の具さえあれば今日からでも始められる手軽さも魅力ですね!
初心者でも楽ちん!水彩画を始めるために必要な道具
水彩絵の具
固形タイプ:あらかじめ絵の具がパレットに出して固めてある状態。水で溶いて使います。持ち運びに便利。
チューブタイプ:混色が楽。ただ、チューブに入れたまま長期保管してしまうと固まって使えなくなってしまうので、パレットに出して固形として使うのがおすすめ。
学校の美術ではチューブタイプを使っていたのですが、今回調べてみたら、チューブタイプもパレットにギュッと出してしまって、固形絵の具として使うのがおすすめされていました。
パレットに出してあれば水で溶いて何度でも使えるのですが、チューブに入ったまま固まってしまうと絵の具が出せなくなってしまうんですよね。確かに、私が昔使っていた絵の具はみんなチューブに入ったまま固まって使えなくなっていました。
水彩紙
中目(Cold Press):初心者に最適。
細目:繊細な表現向け。
荒目:大胆なタッチに。
サイズもいろいろありますが、ポストカードサイズから始めるのも手軽で良いですね。紙の素材感がどのように出るのか、絵の具のにじみ具合がどうなのか、など口コミなどを参考に選んで自分なりにいろいろ試してみるのも楽しいと思います。私は今回は、セットについていた紙を使いましたが、水加減がわからなかったことと、思ったよりにじみやすくて、ボワっと絵の具が広がったのでちょっと焦ってしまいました。
筆
丸筆(ラウンド):基本の筆。
平筆(フラット):広い面塗りに。
細筆(ライナー):仕上げや細部に。
水筆ペンも便利。
その他
パレット、水入れ(コップなどで代用可)、ティッシュ、鉛筆、消しゴム、マスキングテープなど。
ちなみに私が今回買ったセットはこちら。紙も筆もついているので、すぐに始められます。
筆はちょっとちゃっちいかなと思ったのですが、付属の紙の大きさだと大きな筆は要らず、むしろこれでバッチリでした。大きな紙で描きたくなったら、大きめの筆を追加で購入しようと思います。
初めての一枚に挑戦!基本的な描き方の流れ
ステップ1:下描き(スケッチ)
鉛筆で軽くモチーフの輪郭を描く。
今回は写真を見ながら、赤ちゃんの時の姪っ子を描いてみました。
ステップ2:着彩
水を多めに含ませて色を作りのせていく。
にじみやぼかしを楽しむ。
「失敗した」と思っても、乾くと予想外に素敵な仕上がりになることも!
にじみの加減は慣れだと思います。今回は初めてだったので、白いところを残すのが難しかったです。輪郭もぼやけてしまって、次回の課題ですね!
ステップ3:仕上げ
乾いた状態で見てみて、必要があれば、細筆で輪郭を描いたり、陰影を追加したりして完成。
今回は初めてだったのでにじみがどれくらいあるかわからず、輪郭や白い部分がどんどんぼやけてしまって焦りました!ちゃんと乾いてから白目や顔の明るいところや影になるところなどを描き足したいと思っています。
続けたくなる!水彩画を楽しむコツ
■ 思い立ったら描いてみる
大作を目指さなくていいので、日々の小さな楽しみにしてみるのがおすすめです。もちろん、最初から大きな画面で思いっきり塗ってみるというのもありだと思います。
■ 作品をストックする
描いた絵はファイルにまとめたりして「自分だけの作品集」に。
あとで見返すと失敗だと思ったものも味があって良い作品に見えてくるかも!
■ 他の人の作品を見る
YoutubeやInstagramやPinterestなどで他の人の作品や、作画の映像などをみてインスピレーションを得ましょう。いろんな工夫や色合わせなどが見られて、とっても楽しいです!
永山裕子先生のYouTubeチャンネル
優しい笑顔と優しい声で教えてくれる柴埼先生のYouTubeチャンネル
■ 失敗もアート
にじみすぎた、はみ出した、色が濁った……。
それも味です。偶然の表現こそ、水彩の醍醐味。CGでは作れないアナログの水彩画ならではの素材感を楽しみましょう!
おわりに
水彩画は、忙しい大人の心にそっと寄り添ってくれる趣味だと思います。
大がかりな準備はいらず、自分のペースで、自分の感性のままに絵を描く——その時間が、あなたの生活に彩りと癒しを与えてくれるはずです。
ぜひ一度、筆を手に取ってみてください。
きっとあなたの中に眠っていた「表現したい気持ち」が、紙の上で優しく広がっていくことでしょう。
永山裕子先生は、東京の大塚でのリアル講座はキャンセル待ちですが、NHKでオンラインの講座もされているようなので、そちらにも参加してみたいと思っています。
参考サイト:NHKカルチャー 永山裕子の水彩技法
では、また!
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