【占い】四柱推命はビッグデータ!自己分析をして活かす方法を解説します

人間関係

こんにちは、つるりです。

今回のタイトル、「え?占いが??」と怪しく思った方もいるでしょう!

世の中には「占いなんて信じない!」という人も多くいます。でも、一方で、占いをした人たちが「意外と当たっている」「参考になった」と感じることも事実です。実は、四柱推命(しちゅうすいめい)は沢山のデータを元に作られた占いで、「生まれ持った才能」や「運気の流れ」を見ることが得意な占いです。

自己分析をして自分の得意なことを知ったり、何かをするのに良いタイミングを知るために、昔の中国の皇帝が利用したり、今でも政治家や企業のトップの人たちが利用することも多い占いです。

自分の得意なことを知って活かすために「占いを利用する」、そんな方法もあるんだなってかる〜く読んでみてくださいね!

では、いってみよー!

四柱推命ってなに?

四柱推命を知らない方のために、軽く説明しますと、中国で発展した占いの一つです。その起源は約1000年以上前にさかのぼり、陰陽五行説という中国哲学の理論を基盤としています。この理論は、自然界のあらゆる現象を「陰陽」と「五行(木・火・土・金・水)」という要素で説明しようとするものです。

「自然の流れ」を人間に当てはめることで、未来を予測しようとする試みから生まれました。この考え方は、天文学や暦学(暦を作るための学問)の発展とも深く関係しています。中国では天体の動きや季節の変化を観察し、暦を作成する技術が高度に発展して、四柱推命もその流れを受け継いでいます。

膨大なデータの蓄積

四柱推命がデータを蓄積してきたプロセスを見ると、長い歴史の中で蓄積された膨大なデータを体系化した「統計学」として考えられます。


1. 中国における昔からの観察と記録

中国では、天文学や暦学(暦を作るための学問)が高度に発展し、人間と自然現象、天体の動きや時間の流れとが密接に関連していると考えられていました。

  • 個人の運命と自然現象の関連付け
    古代の学者や占い師たちは、人々の生年月日や出生時間をもとに運命を読み解き、実際の出来事や傾向を観察しました。これらの観察結果はどんどん記録され、干支や五行の組み合わせがどのような影響を与えるのかというパターンが導き出されました。
  • 社会的出来事との照合
    特定の年や月に生じた出来事(天災、戦争、収穫など)を干支や五行の流れと関連付けることで、より大きなスケールでの運命のパターンを把握しようとしました。

2. 経験則としての蓄積

四柱推命が正式な体系として成立したのは唐代(618年–907年)の頃とされています。その間、生年月日から導いた命式と、その人が経験した出来事を記録しました。その結果、「この命式を持つ人はこういう性格が多い」「この運勢の時期にはこういう出来事が起こりやすい」といった経験則が形成されました。

王族や貴族の出生データは詳細に記録され、彼らの人生や治世の成功・失敗を命式と照らし合わせられました。これにより、権力者の運勢や国家の未来を予測する手段として活用されました。


3. 体系化と理論化

南宋時代(1127年–1279年)の占術家・徐子平(じょしへい)は、四柱推命の基礎を確立した人物として知られています。彼は、それまでの断片的な占術データをまとめ、合理的な解釈を可能にする理論を作り上げました。

  • 命式の四柱(年柱、月柱、日柱、時柱)への統一
    徐子平は、従来の占術にあった多くの要素を削ぎ落とし、四柱というシンプルなフレームワークに集約しました。この方法は、複雑さを減らしながらも実用性を向上させました。
  • 五行のバランスに基づく分析
    五行(木・火・土・金・水)の過不足が運命を決定づけるという理論は、実際のデータに基づいて構築されました。これにより、命式の解釈が一貫性を持つようになりました。

4. 弟子制度による継承と地域での発展

四柱推命は長い間、占術師やその弟子たちによって継承されました。この過程で、地域や時代ごとの実例がさらに追加され、データが豊富になっていきました。

  • 地域ごとのデータの特徴
    地域ごとの文化や風習が四柱推命に影響を与えたため、異なる流派や解釈のバリエーションが生まれました。しかし、その根幹にあるデータの解析方法や基本理論は共通していました。
  • 事例集の編纂
    有名な占術師たちが、自身の観察結果を記録した書籍を残しました。これらの書籍は、実例の集大成であり、四柱推命の発展を後押ししました。

四柱推命を心理学や統計学の視点から再評価し、理論的な裏付けを与えようとする動きも出てきています。

四柱推命は、長い時間をかけた観察と記録から始まり、経験則としてのデータを蓄積してきました。その結果、数ある占いの中でも、多くの人々が活用する有用な指針として生き続けています。蓄積された膨大なデータが「四柱推命」の的中率のベースを支えています。

四柱推命を「ビッグデータ」として考える

現代ではビッグデータを活用した分析が多くの分野で注目されています。マーケティング、医学、スポーツなど、過去の膨大なデータを基にパターンを見つけ、未来の予測に役立てる手法です。これを占術に当てはめて考えたとき、四柱推命が「ビッグデータ」の概念に近いものとして理解できることに気づきます。

過去の膨大な事例に基づく統計的裏付け

四柱推命は、長い歴史の中で蓄積された膨大な事例を基に作られています。過去に無数の人々がこの占いを通じて運命を解析し、その結果が再びデータとして記録され、改良されてきました。これは、現代のAIや機械学習が過去のデータを学習して予測を行うプロセスに似ています。

その星に生まれた人の特徴や運勢の傾向などが、時代や環境を超えて繰り返されるパターンが統計的に記録されています。

「得意なことを知り活用する」指針として四柱推命を利用する

四柱推命を利用して「自分が得意なことを知り、未来の選択を助ける指針を得る」ことについて解説します。

1. 自己理解を深める

四柱推命は、自分の命式を通じて性格や行動傾向から得意なことを解析します。これにより、自分自身を客観的に見つめ直すことが可能です。ここでは、わかりやすく単純に五行(木・火・土・金・水の5つの性質)での例をあげます(実際の四柱推命はもっと細かく見られます)

  • 性格の傾向を知る
    命式に含まれる五行のバランスから、何に対して強みを持ち、どんな分野でエネルギーを発揮しやすいのかがわかります。たとえば、「火」が多い人は情熱的で直感的な行動が得意であり、「水」が多い人は冷静で柔軟な思考が得意です。
  • 弱点を補う意識を持つ
    たとえば、「土」が不足している場合、生活に安定感を欠く傾向があります。この場合、日常生活に規則性を持たせたり、信頼できる仲間と時間を共有することでバランスを保つ助けになります。

2. 人間関係での活用

四柱推命を使えば、自分と他者の相性を読み解くことができます。これは、家族、友人、同僚、パートナーとの関係を深めたり、トラブルを未然に防ぐ手助けになります。また、仕事をする上でのチーム編成などに役立てることもできます。

  • 相手の性格を理解する
    お互いの命式を比較することで、相手がどのような価値観を持っているのかを知ることができます。たとえば、相手が「金」を多く持つ場合、論理的なコミュニケーションが効果的です。
  • チームでの役割分担
    チームメンバーの命式を活用することで、それぞれの適性に合った役割を見出すことができます。例えば、「水」が強いメンバーは調整役やサポート役に向いており、「火」が強いメンバーはリーダーシップを発揮しやすいでしょう。

3. キャリア選びや仕事での応用

仕事やキャリアにおいても、四柱推命は適性やベストなタイミングを知る手がかりとなります。

  • 自分に合った職種を見つける
    命式に表れる五行の強弱は、どのような分野で能力を発揮しやすいかを示唆します。たとえば、「木」が強い人は経営に向いている場合が多いです。
  • 転機を見極める
    大運や流年運を確認することで、転職や独立を考えるタイミングを知ることができます。

4. 運勢の流れをつかむ

四柱推命では、10年ごとの大運や1年ごとの流年運を解析し、人生の流れを理解します。これにより、どの時期に行動を起こすべきかを見極めることができます。

  • 挑戦する時期と慎重に動く時期
    大運が自分の五行と調和している時期は、行動力が高まり成功をつかみやすいタイミングです。一方、調和が取れていない時期は、無理をせず現状維持に努めるべきだとされています。

占いと科学との折り合い

四柱推命のような占いに対して「科学的じゃない!」という批判が向けられることがありますが、科学と四柱推命を対立するものとしてとらえる必要はなく、もっと気楽に、補完的な関係として利用できたら良いのではないかと思います。

 心理学との共通点

心理学においても、自己理解や行動分析は重要なテーマです。たとえば、ビッグファイブ性格診断(外向性、情緒安定性、協調性などを評価する理論)や、エニアグラム(性格タイプを9つに分類する理論)は、統計的な裏付けに基づく一方で、個々人の性格傾向を読み解くことを目的としています。

四柱推命も同様に、自分の特性を分析し、行動の指針を示すツールです。以下の点で心理学的な要素と重なる部分があります:

  • 自己理解を深めるプロセス
  • 自分の行動傾向を客観視するきっかけ
  • 性格特性を活かして目標を達成する手助け

自己成長ツールとしての価値

人生において「自分を知る」ことはとても大切です。四柱推命は、過去の統計やパターンに基づいて性格や運勢を出しますが、その結果を「気づきのきっかけ」として使えます。

たとえば、四柱推命で「あなたは人間関係に慎重で、周囲を信頼することが苦手」という結果が出た場合、自分の日常を振り返ることで、「確かにそういうところがあるかも」と気づきのきっかけになるでしょう。結果として、信頼関係を築くために今までやってきたことを振り返ったり、足りないことがあったと気づけば具体的な改善行動を考えることができ、これが自己成長につながります。


信じることの心理的効果

人は何かを信じることでストレスを軽減し、安心感を得られることがあります。四柱推命のような占いも、人々に心理的な安定をもたらすことがあります。

  • やろうと決めていることに対しての「後押し」の効果
    「この時期に行動を起こすと良い」というアドバイスを受けることで、自分の気持ちに後押しを得られることがあります。このような心理的なサポートは意外と重要です。「気の持ちよう」みたいな感じ。身近な例では「大安」に仕事を起こしたり、結婚式を挙げる、などと同じ考え方です。
  • 自己肯定感の向上
    自分の強みや特性を理解することで、「自分にもできる」という自信が芽生え、「やってみよう」というポジティブな行動を促します。

まとめ

四柱推命には長い歴史の中で蓄積された膨大な事例があり、自己解析や心理的に行動の後押しを得るためのツールとして使えるんです。性格や行動傾向、得意なこと、運勢の流れを知ることで、現実的な成果を上げるサポートとなります。

 

占いを信じる・信じないという立場を超えて、上手に使えば「より豊かな人生」を送るためのヒントを得ることができるはず。玉石混交の情報の海にポツンと浮かんでしまい「自分のことがわからない」「自分では何をどうしたらいいのかわからない」というような時にも、「気づきのきっかけ」を得るツールとして活用するのも一つの手だと思います。

科学的じゃない!とめくじら立てるより、こんなものもあるんだな〜こんな使い方もあるんだな〜と気楽に考えてやってみるのも楽しいと思いますよ。

では、また!

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